れきくんの備忘録【日本史、日本美術】

日本史が好きなので、歴史人物や事柄、また日本美術作品などを備忘録としてまとめています。         平安時代から江戸時代が多め

アニメ『平家物語』びわを通して平家の滅亡をたどる

 

アニメ『平家物語』、平家物語好きにはたまらないアニメだったと思います。

 

TVアニメ「平家物語」公式サイト (asmik-ace.co.jp)

 

アニメ『平家物語』は2021年9月5日からFODで先行配信され、その後、地上波では2022年1月から3月までフジテレビの深夜枠で放送されていました。

 

題名通り、平家物語をアニメにしたものなのですが、アニメのオリジナルキャラクターである【びわ】が語り部となり、平家一門の繁栄と衰退を描きます。

 

ただ平家物語を描いただけでなく、平家一門の衰退に翻弄されながらも懸命に生きる主人公・びわをはじめ、平清盛の娘・平徳子平清盛の嫡男・平重盛などの姿が繊細に描かれました。

 

原作は古川日出男が訳した『平家物語』で、監督は京都アニメーションで有名な山田尚子さんが担当されています。

 

私はこのアニメが本当に大好きで、何度も繰り返し観ました。

主人公・びわも可愛いし、平徳子も可愛い。

平家一門の滅亡を繊細に描いたアニメです。

 

そんなアニメ『平家物語』の感想などを書きました↓

 

 

 

 

登場人物を繊細に描く

監督の山田尚子さんといえば『聲の形』を監督されていました。

私も1度観たことがあるのですが、聴覚障害を持つ女の子を中心に人との繋がりが描かれた作品で、なんとも繊細な物語だなあ…と感じました。

 

他作品を観たことがないので、あまり詳しくはないのですが、山田尚子さんの作品は

繊細な心情の変化が描かれることが特徴だそうです。

 

なのでアニメ『平家物語』も軍記物でありながらも、戦や権力争いに翻弄される人々をここまで繊細に描くことができたのかなあと感じます。

 

11話でよくつめこんだなあ

アニメ『平家物語』はもともと平家物語が大好きでしたので、私は何度も繰り返し観ました。

 

このアニメは第11話まであり、父親を平家に殺された主人公・びわ平重盛と出会うことから始まります。

 

この主人公・びわは右目だけが青く、その目で未来を見ることができる超能力少女なのですが、平重盛に出会うことで、平家の滅亡を知ることとなります。

平家に父を殺されたびわ、その平家が滅びるなんて私からすればラッキーといった気分なのですが、なんとびわは平家の行く末を伝えるべく平家の屋敷に忍び込むのです。

 

そこで平重盛と出会い、その後、平重盛に引き取られ平家一門を成長していきます。

 

第11話まで

が描かれています。

 

正直、よく11話でまとめたなあ、と感じました。

 

平家物語を予習しておいた方がもっと楽しめるアニメ

平家物語は有名な軍事物ですので、平家一門が滅亡するとある程度知っている人は多いかと思います。

 

でも、少し詳しく知っていたほうがこのアニメはもっともっと楽しめるかも…

 

人物紹介や相関図がアニメには出てこないので、誰が誰の子供なのか、誰に嫁いだのかなど少し予習が必要かもしれません。

歴史知識ゼロの方や歴史好きではない人が観ると、かなり難しいのではないかなあ。と感じます。

 

まあ、夜中に平家物語をアニメで放送するくらいなので、歴史が苦手な人はあまり観ないかもしれませんが…

 

物語序盤はほのぼの日常アニメ

物語の序盤、特に主人公・びわ平重盛の息子(維盛・資盛・清経)がおりなすほのぼのとした交流では、まだ平家はイケイケどんどん状態であることが分かります。

平重盛の息子(維盛・資盛・清経)

TVアニメ「平家物語」公式サイト (asmik-ace.co.jp)

 

この交流を通して、重盛の子供たちのキャラクター像をつかむことができ、愛着を持つことができるのですが、平家の行く末を知っているからこそ、いずれこの兄弟たちも死ぬことを知っているからこそ、物語が進むにつれて辛くなっていきます。

 

私は感情移入を結構してしまうタイプなので、「この兄弟たいもいずれ…」を考えてしまい、悲しくなりました。

 

物語が進むにつれて滅亡が近づく

物語が進むにつれて平家の地位は低くなっていきます。ついには全国に平家の討伐が命じられることとなり、平家は壇ノ浦へと落ち、そこで滅亡を迎えます。

 

あれだけ愛着があった平重盛の息子たちもここで、最期を迎えることとなるのですが…もうめちゃくちゃ辛い。

 

そんな辛い状況でも平家一門は笑って、時には病みながら、最終的には滅亡を受け入れるのでした。

 

世間一般的には平家=悪とイメージがありますが、一門の過ちを認め、それでも懸命に生きようとする姿にウルっとします。

 

悲しくとも辛くとも日常は続く。その中で楽しく生きる姿

悲しい最後を知りながらも進むアニメ、映画「この世界の片隅に」に少し似ているんじゃないかな。

 

あの映画は幾度も観ましたが、悲しくとも辛くとも、日常は続いていく。その中でできるだけ楽しく明るく生きようとする主人公・すずさんの姿。

どこか、アニメ『平家物語』にも通ずる気がします。

 

おしまい

アニメ『平家物語』は本当に素敵なアニメで、誰一人悪く描いていない。という印象がありました。

またこのアニメについてまとめたいな^^

 

 

びわ、かわいい。

 

主人公・びわ

TVアニメ「平家物語」公式サイト (asmik-ace.co.jp)

 

 

おしまい